• "避難場所"(/)
ツイート シェア
  1. 新潟市議会 2022-10-06
    令和 4年決算特別委員会第4分科会−10月06日-05号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 4年決算特別委員会第4分科会−10月06日-05号令和 4年決算特別委員会第4分科会               決算特別委員会第4分科会会議録              令和4年10月6日(10月閉会中)                                     議会第4委員会室  令和4年10月6日   午前 9時58分開会              午前10時56分閉会  〇決算特別委員会第4分科会   1 各課審査    ・土木部    土木総務課  道路計画課  みどりの政策課    ・下水道部   経営企画課  〇出席委員   (委員長)  小 山   進   (副委員長) 細 野 弘 康
      (委員)   金 子 益 夫  佐 藤 幸 雄  栗 原   学  皆 川 英 二          林   龍太郎  倉 茂 政 樹  宇 野 耕 哉  志 田 常 佳          竹 内   功  中 山   均  〇出席説明員    土木総務課長       阿 部 裕 之    道路計画課長       小 林 久 剛    みどりの政策課長     高 島 康 憲    経営企画課長       平 出 真 史  以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。    決算特別委員会第4分科会委員長   小 山   進 ○小山進 分科会委員長  ただいまから決算特別委員会第4分科会を開会します。(午前9:58)  本日の欠席者はありません。  本日は日程に従い、土木部及び下水道部の審査を行います。  執行部の説明に当たっては、新しい施策、主な事業について重点的に、事業の成果や反省点なども含めた説明となるようお願いします。また、質疑及び答弁については、一問一答形式で行うなど、簡潔明瞭にすることとし、効率的な議事進行に御協力をお願いします。  本日使用する資料は、事前に配付していますので、御確認願います。  初めに、土木部各課の審査を行います。なお、土木部の審査に当たっては、質疑の内容により、東部地域及び西部地域土木事務所長からも答弁をお願いします。  最初に、土木総務課の審査を行います。土木総務課長から説明をお願いします。 ◎阿部裕之 土木総務課長  土木総務課の令和3年度決算について、事前配付資料に基づき説明します。なお、金額については記載のとおりです。 初めに、1ページ、当課の歳入歳出の決算額は記載のとおりで、歳入の執行率は64.3%、歳出の執行率は77.1%です。なお、令和4年度への繰越分を含めた歳出の執行率は98.2%となっています。また、不用額については、入札の請負差額によるものなどが主な理由です。  説明の都合上、歳出から説明します。4ページ、初めに、第8款土木費、第2項道路橋りょう費、第1目道路橋りょう総務費人件費は、土木総務課のほか、東部及び西部地域土木事務所橋りょう整備係の職員の人件費です。  次に、道路の管理は、道路台帳の整備や道路用地として寄附を受ける際に必要な測量や登記の委託料、道路事故損害賠償責任保険料などです。  次に、県工事費負担金は、秋葉区田家地区東島地区、西蒲区馬瀬地区の急傾斜地崩壊対策等の工事と、国道460号阿賀浦橋改修工事に係る県への負担金です。  次に、道路橋りょう諸経費は、県から派遣されている職員1名分の人件費に対する負担金のほか、一般事務費加入団体負担金などです。  次に、第2目道路維持費除雪体制の充実は、国県道、市道の除排雪及び凍結防止剤散布や消雪パイプの更新、防雪柵の設置及び除雪機械の購入などに要した経費です。令和3年度は、新潟市除雪体制等検証会議中間取りまとめの提言を踏まえ、除排雪の効率化と市民広報の積極的な展開に重点を置きながら除雪計画を策定し、大雪にも備えた除雪体制の改善に取り組みました。令和3年度の累計降雪量は107センチでしたが、短期間の集中的な除雪状況ではなかったことから、本市の除雪体制で十分対応できたものと認識しており、安全な冬期道路交通の確保や市民生活の安心、安全を支えました。  次に、道路の維持管理は、国県道道路パトロール道路清掃、舗装の破損度調査などに要した経費で、道路の保全や道路利用者の安全を確保しました。  次に、道路の維持補修は、国県道舗装補修や側溝の維持補修などに要した経費で、円滑で安全な道路交通環境を確保しました。  次に、道路災害の予防は、国道402号の間瀬地区におけるのり面崩壊防止対策トンネル修繕工事などに要した経費で、道路や通行車両の安全を守りました。  次に、第3目道路新設改良費生活道路の整備では、市道等の整備に係る助成金で、市民の生活環境の向上に寄与するため、令和3年度は6件の助成を行いました。  次に、5ページ、第4目交通安全施設整備費、ゆとりと安心のみちづくりは、道路照明灯、防護柵、道路標識などの交通安全施設維持補修及び通学路交通安全対策に要した経費です。通学路交通安全対策については、通学路交通安全プログラム合同点検で抽出された545か所の要対策箇所のうち、令和3年度は47か所の対策を行い、累計で409か所の対策が完了しました。  次に、自転車利用環境の整備は、新潟市自転車利用環境計画に基づき、自転車走行空間の整備を実施した経費です。令和3年度は、2.3キロメートルの自転車走行空間整備を行い、累計の整備延長が145.3キロメートルとなりました。  次に、交通安全意識の普及は、放置禁止区域内の放置自転車や駅周辺の駐輪場に長期間駐輪された自転車の撤去、返還、啓発などに要した経費です。  次に第5目橋りょう維持費橋りょう維持管理は県道に架かる歩道橋のエレベーターの管理費道路橋の諸元、修繕履歴を管理している橋りょうシステム運用経費などです。  次に、橋りょう維持補修は、道路橋維持補修に要した経費です。老朽化対策として新潟市橋梁長寿命化修繕計画に基づき、橋梁の点検や修繕事業を実施し、6橋の対策が完了しました。  次に、第6項1目都市排水応急対策費浸水対策の推進は、道路アンダーパス道路排水ポンプ維持補修に要した経費で、大雨の際の道路冠水防止のため、改修を行いました。  次に、都市排水施設維持管理は、雨水排水のために自治会などが設置した応急排水ポンプ維持管理費に対する助成金です。  続いて、歳入について説明します。2ページ、初めに、第15款1項1目交通安全対策特別交付金は、道路交通法に基づき、交通反則金収入交通安全施設整備の財源とする趣旨で国から交付されたものです。  次に、第18款使用料及び手数料、第1項使用料、第7目土木使用料道路橋りょう使用料は、ガス管などの道路埋設物や電柱などの道路占用物件に対する占用料です。  次に、第2項手数料、第5目土木手数料道路橋りょう手数料は、記載のとおりです。  次に、第19款国庫支出金、第2項国庫補助金、第5目土木費国庫補助金は、道路、橋梁の維持補修費、除雪車の購入費などに対する国の補助金です。  次に、3ページ、第21款財産収入、第2項財産売払収入、第2項物品売払収入は、国県道道路網図放置自転車の売払い収入です。  次に、第24款1項1目繰越金は、令和2年度から令和3年度に繰り越した事業の一般財源分を受け入れたものです。  次に、第25款諸収入、第5項3目雑入は、新潟県へ派遣している職員の人件費相当額を受け入れたものなどです。  次に、第26款1項市債、第6目土木債道路橋りょう債は、道路、橋梁の補修に係る国庫補助事業や急傾斜地崩壊対策事業に係る負担金などに対して起債を充当したものです。  最後に、令和3年度の全体として、市民の暮らしや道路利用者の安心、安全を支えるため、橋梁を含めた適切な道路の維持補修や冬期間の効率的な道路除排雪などの維持管理を通じて、安全な道路空間を確保しました。また、子供たちを守る通学路安全対策自転車走行空間整備等により交通安全対策の推進を図るなど、市民の生活環境の維持、向上に努めました。今後も適切で効率的な維持管理を行いながら、道路インフラ老朽化対策にも取り組み、安心、安全な道路交通環境の確保に努めていきます。 ○小山進 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆倉茂政樹 委員  4ページ、県工事費負担金、急傾斜地の整備で秋葉区と西蒲区の対策事業負担金、約742万円とありますが、これはそれぞれ何か所分でしょうか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  秋葉区が2か所、西蒲区が1か所分、計3か所の額です。 ◆倉茂政樹 委員  市内全体で急傾斜地崩壊対策事業が必要なところは何か所あるのでしょうか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  人家のある急傾斜地は16か所あります。そのうち昨年度までに9か所の対策が終わり、現在施工中の3か所も含め、7か所が終わっていない状況です。 ◆倉茂政樹 委員  そうすると、7か所あってこの決算で3か所ですから、あと4か所ということでよろしいですね。 ◎阿部裕之 土木総務課長  未実施の部分が4か所ということになります。 ◆倉茂政樹 委員  それは、区別で分かりますか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  秋葉区で4か所と記憶しています。 ◆中山均 委員  通学路交通安全対策について、累計で四百数か所が完了したとのことですが、あとどのぐらいで終了する見込みでしょうか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  通学路交通安全対策については、毎年、学校関係者、警察、地元、そして本市の道路管理者である建設課合同点検を実施しています。その際必要な箇所が見つかれば対策を講じなければなりませんので、いつまでにこの数が終わるというのは答えられない状況です。 ◆中山均 委員  では先ほどの要対策箇所の数は、毎年データがアップデートされたその数字ということでいいですよね。 ◎阿部裕之 土木総務課長  そのとおりです。 ◆中山均 委員  4ページ、生活道路の整備、私道整備費助成事業助成件数6件は、申請件数全てで6件なのか、それともほかにも申請があって助成できたのが6件ということなのかを教えてください。 ◎阿部裕之 土木総務課長  私道の助成事業は、申請前に各区役所の窓口で簡単に審査するため、申請条件に合わないものもあります。6件については、正式に申請を受け付けられたものに対して助成したということです。 ◆林龍太郎 委員  放置自転車に関して伺います。駅前などの自転車の整理など一生懸命対策していただいていますが、それに対するお金も結構かかっているわけです。今、放置自転車は全体でどのぐらいの台数なのか、また、前年度及び前々年度と比べて放置自転車の数は増えているのか、減っているのかをお聞かせください。 ◎阿部裕之 土木総務課長  自転車撤去台数は令和3年度が2,087台で、平成29年から5か年の傾向では減少しています。 ◆林龍太郎 委員  物品売払収入については自転車を廃棄して売った金額とのことですが、何台売り払ったのでしょうか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  物品売払収入は、自転車を撤去し、6か月保管して返せなかったものを鉄くずとしたスクラップ代金ですが、台数は把握していません。 ◆宇野耕哉 委員  自転車走行空間整備工事についてです。最近、自転車は車両などと相当報道等あちこちで言われるようになっている反面、本市の場合、自転車道をしっかり整備しても除雪によって埋まってしまう、あるいは道路が広い場合は歩道に行ったらいいのか車道に行ったらいいのか迷うようなことがあると思います。整備については、どのぐらいが理想とか完了形というのはあるのですか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  これまで自転車は歩道を走るのが当たり前というような認識がありましたが、今は、自転車は車の仲間であり車道の左側通行をしましょうということで自転車走行空間の整備を進めています。整備の場所については、おおむね自転車の通行が多い道路などを優先して実施しています。その様子を定点観察し、必要に応じて新たに走行空間を整備しなければいけない路線も出てくる可能性もあります。現在進行形というか、どこが終わりかとは今のところ答えられない状況です。 ◆宇野耕哉 委員  自転車に乗る人に言わせると危険な場合は歩道を走ってもいいと、法的にはそんなふうになっているようです。しかし、歩道に入れば歩行者から邪魔扱いされ、車道に出ると車からあおられ、何とかできないかという話も自転車好きの人から聞いています。当然、地域要望はあると思いますがどのような状況でしょうか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  正しい場所を走行してもらうために自転車走行空間整備を行っていますが、おっしゃるとおり車との共生ということもあります。車からすると危ないとか、自転車からすると車が怖いとか、一方で歩道を走れば歩行者が弱者という立場になります。そこは難しい部分ですが、自転車走行空間整備だけではなく、学生に向けての啓発や広報活動も行っていますので、そうしたところから自転車の正しい乗り方について引き続き周知していきたいと思っています。 ◆金子益夫 委員  除雪体制について伺います。この決算、今年のこの程度の雪でも約43億円とここに出ているわけです。今回、級地が1級から2級へ上がりました。昔に比べたらそんなに降りませんが、平成の大合併後、西蒲区から秋葉区、北区、これだけエリアが広くなってくると測る場所によって随分と雪の量も違う。その辺気づいてくれて、秋葉区と北区が一番降るということで今回1級上げてもらい、また改定が特別あれば別ですが、今後恐らく10年間、交付税が10億円ぐらい余計に入るのは大変うれしく思います。ただ、人間というのはだんだんわがままになって隣の畑がきれいに見え、北区では、本市に比べて阿賀野市は除雪が上手だとか、新発田市が上手だとか、聖籠町がなどと言われています。それはそれとして、除雪機械は今もあれだけの数あるわけですが、まだ足りないのかなとも思います。こうした余裕のある年にもっと買っておくことについて、どう思いますか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  除雪の機械については、平年並みの雪を想定し、対応できる除雪車両を確保しているという認識でいますので、不足しているとは考えていないところがあります。ただ、一部地域で困っている、足りないのではないかということがあれば、区役所と相談しながら。よりよい対策が講じられるか検討していきたいと思います。 ◆金子益夫 委員  多く降った場合、小さい町内会自治会で小型のショベルローダーでできるくらいのところの除雪は意外と早いけれど、グレーダーとか大きい機械が入るところは時間がかかり逆に幹線道路が一番遅くなるケースが時々見受けられて、通学道路のバスが通れないなどの苦情が来ます。去年あたりから北区建設課にはよく言っているのですが、阿部課長が雪を降らせているわけでも、中原市長が降らせているわけでもなく昔から降っている。昔に比べて降らなくなっていますが、区役所だよりなどで、除雪に対する啓蒙、みんなで協力しようというような気持ちを植え付けるような機会をつくっていただきたいということを、決算だから言います。どう思いますか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  除雪については、検証会議の中で、効率的な除排雪市民広報の積極的な展開について提言をいただいています。おっしゃるように、広報などにより、除雪について市民に知ってもらえるよう積極的に取り組んでいきたいと思っています。 ◆金子益夫 委員  排雪の場所については、町なかなどやり場のないところは別ですが、田舎では各自治会の中に隣組があって、ここへ置いていいよと自発的に自治会長から申し出られるぐらいの時代を迎えなければ駄目だし、それを啓蒙していかなければ。この問題はみんなが考えているレベルが違いますが、本当に一生懸命に皆さんがやってくれているのでそれは了とする。雪は困るけれど、みんなにそうした気持ちを植え付けていく活動も必要だと思いますが、どう思いますか。 ◎阿部裕之 土木総務課長  そうした理解を深めていくよう取組を行っていきたいと考えています。 ○小山進 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○小山進 分科会委員長  以上で土木総務課の審査を終わります。  次に、道路計画課の審査を行います。道路計画課長から説明をお願いします。 ◎小林久剛 道路計画課長  令和3年度決算説明資料、1ページ、当課分の歳入歳出の金額は記載のとおりで、執行率では歳入が69.3%、歳出は73.6%です。なお、翌年度繰越額を勘案した場合、歳出の執行率は99.5%になります。なお、不用額の主な理由は、請け差によるものです。  次に、8ページ、説明の都合上、歳出から説明します。金額については、記載のとおりです。 初めに、第8款土木費、第2項道路橋りょう費、第1目道路橋りょう総務費人件費は、当課職員のほか、東部・西部地域土木事務所一般職員45人分の人件費です。  次に、国工事費負担金は、国道7号など記載の直轄国道4路線の整備に要した費用の一部を負担したものです。  次に、道路橋りょう諸経費は、日本道路協会などの加入団体負担金を納入したものです。  次に、第3目道路新設改良費です。幹線道路網の整備では、幹線市道の整備として、直轄国道である国道49号亀田バイパス姥ケ山インターチェンジ改良工事と併せ実施する市道嘉瀬蔵岡線2号、1級河川新井郷川に架かる橋梁架け替えとなる葛塚南線、そして小針駅の駅前広場整備である市道西の3─32号線ほかなどの整備を進め、交通アクセスの向上や駅の利用環境の改善を図りました。また、旧電鉄跡地を活用した市道西5─270号線の自転車歩行者道、全区間の延長約6.3キロメートルを新規に供用しました。  次に、新潟中央環状道路整備事業では、国道49号から8号、その先116号までは用地買収道路改良を進めたほか、北区の浦木工区では新規に供用を開始することができました。  次に、国県道の整備では、主要地方道新潟白根安田線小須戸橋などの整備を行い、潜り橋解消防災機能などの向上のため、用地取得や橋脚の設置などを進めました。  次に、ゆとりと安心のみちづくりでは、人にやさしい歩道の整備として、東新潟駅前の市道東5─95号線や江南区の大渕直り山線などにおいて歩道の整備を行い、地域の交通安全対策を進めました。  次に、生活道路の整備は、各区役所で行った道路改良側溝整備などです。  次に、第4項都市計画費、第1目都市計画総務費都市計画諸経費については、全国街路事業促進協議会などの加入団体負担金を納入したものです。  次に、第2目街路事業費人件費は、当課職員のほか、東部地域土木事務所の一部の職員、4人分の人件費です。  幹線道路網の整備では、幹線市道の整備として、中央区の川端町入船線の整備を行い、国県道の整備では、江南区の亀田中央線の整備を行いました。  続いて、歳入について説明します。6ページ、初めに、第18款使用料及び手数料、第1項使用料、第7目土木使用料及び第9目行政財産使用料は、道路占用電柱設置などに係る土地の使用料です。
     次に、第19款国庫支出金、第1項国庫負担金、第3目土木費国庫負担金は、小須戸橋の整備に係る国からの負担分です。  次に、第2項国庫補助金、第5目土木費国庫補助金は、歳出で説明した事業のうち、補助対象事業に係る歳入です。  次に、第20款県支出金、第1項県負担金、第5目土木費県負担金及び第7目政令指定都市拠点化支援交付金は、道路事業に係る県からの負担分などです。  次に、7ページ、第21款財産収入、第1項財産運用収入、第1目財産貸付収入は、所管する土地の一部を駐車場などに貸し付けたものであり、次の第2項財産売払収入、第2目物品売払収入は、高井橋の旧橋撤去に伴い発生した鋼材の売払い収入です。  次に、第24款1項1目繰越金は、令和2年度から令和3年度に繰り越した事業に係る一般財源分です。  次に、第25款諸収入、第5項3目雑入は、情報公開請求に係るコピー代です。  次に、第26款1項市債、第6目土木債は、歳出で説明した事業に係る歳入です。  令和3年度の成果については、交通アクセスの向上と交流、連携の促進、そして防災機能や拠点性の向上などを目的に、主に新潟中央環状道路小須戸橋などの整備を進め、新潟中央環状道路浦木工区など2か所で新規供用することができました。今後も限られた予算の中で選択と集中を図りながら、事業効果早期発現に努めます。 ○小山進 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆倉茂政樹 委員  まず、国工事費負担金直轄事業負担金の中で、万代島ルート線は幾らになるのでしょうか。 ◎小林久剛 道路計画課長  万代島ルート線は、約9億8,000万円です。 ◆倉茂政樹 委員  その財源の内訳を教えていただけますか。 ◎小林久剛 道路計画課長  起債が9億円、一般財源が8,000万円です。 ◆倉茂政樹 委員  次に、今工事中の栗ノ木道路紫竹山道路はそれぞれ幾らになるのでしょうか。 ◎小林久剛 道路計画課長  栗ノ木道路は、おおむね4億6,600万円、紫竹山道路はおおむね5億1,600万円です。 ◆倉茂政樹 委員  そもそもの事業費で栗ノ木道路が約270億円、紫竹山道路が約210億円だったと思うのですが、令和3年度の事業費の支出によって、それぞれ全体でどのようになったのでしょうか。 ◎小林久剛 道路計画課長  まず、栗ノ木道路では、用地買収道路改良工事を進めました。紫竹山道路では、用地買収高架橋部分の橋梁の下部工などを進めました。 ◆倉茂政樹 委員  金額の話を聞いています。 ◎小林久剛 道路計画課長  栗ノ木道路については、おおむね4億円、紫竹山道路にはおおむね4億3,000万円を本市が負担しています。 ◆倉茂政樹 委員  そもそもの事業費は栗ノ木道路が約270億円、紫竹山道路が約210億円で、3年度分を加えたら総事業費は幾らに積み上がったかということを聞いています。 ◎小林久剛 道路計画課長  令和3年度末までの実績として、全体事業費が栗ノ木道路紫竹山道路の合計約480億円のうち、約360億円まで執行しました。 ◆倉茂政樹 委員  360億円は、それぞれ栗ノ木道路紫竹山道路で分けることはできるのですか。 ◎小林久剛 道路計画課長  栗ノ木道路で約230億円、紫竹山道路で約130億円という内訳です。 ◆倉茂政樹 委員  そうしますと、例えば栗ノ木道路でいうと最初に見込んだ金額が約270億円、今まで約230億円執行したということです。残りの事業費が約40億円となりますが、これで完成すると見ていいのでしょうか。 ◎小林久剛 道路計画課長  人件費資材費の高騰などもありますので、今後、国で事業の再評価を行うと聞いています。 ◆倉茂政樹 委員  残りの約40億円では無理だと理解していいですね。 ◎小林久剛 道路計画課長  それも含め国で再検討すると聞いています。 ◆倉茂政樹 委員  沼垂道路事業費は約430億円とされていて、完成年度はよく分からないとのことです。本会議では2040年度の交通量の話も出ていました。完成はそのくらいになるかもしれませんが、その頃車社会がどうなっているか不明です。仮に完成時に一定の交通量が想定されるにしても、その後は当然減少すると考えられます。その後何十年間の供用を考えたときに無駄になる可能性が非常に高いと思いますが、事業主体の国はどのように考えている、あるいは言っているのでしょうか。 ◎小林久剛 道路計画課長  仮に人口が減少したとしても、物流機能の向上や防災機能の向上など、様々な効果が期待されていると国からは聞いています。 ◆倉茂政樹 委員  分かりました。何か変だなとは思いますが、分かりました。  次に、中央環状道路についても、同じように財源の内訳を教えていただけますか。 ◎小林久剛 道路計画課長  決算額40.5億円のうち、国費が19.3億円、起債が18.8億円、県からの補助金が4,000万円、一般財源が2億円という内訳です。 ○小山進 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○小山進 分科会委員長  以上で道路計画課の審査を終わります。  次に、みどりの政策課の審査を行います。みどりの政策課長から説明をお願いします。 ◎高島康憲 みどりの政策課長  みどりの政策課の令和3年度決算について説明します。  算説明資料、1ページ、当課所管分の歳入歳出は記載のとおりです。歳入の執行率は67.9%、歳出の執行率は72.6%です。なお、令和3年度への繰越分を含めた歳出の執行率は91.8%となっています。また、不用額の主な理由は、国交付金の内示減や県への負担金が減となったことによる執行凍結分などです。  説明の都合上、歳出から説明します。なお、金額については記載のとおりです。11ページ、初めに、第8款土木費、第5項公園緑地費、第1目管理費人件費は、旧公園水辺課及び西部地域土木事務所公園整備係の一般職員11人分と会計年度任用職員の1人分の人件費です。  次に、公園緑地等の管理運営です。公園緑地管理費では、公園の維持管理や遊具点検委託などを行いました。公園施設適正管理推進事業では、国の交付金対象外の公園施設の改修などを行いました。次の公園施設長寿命化対策支援事業では、北区の阿賀野川ふれあい公園や江南区の亀田公園、秋葉区のさつき野第1公園など、全ての区において、242公園で294基の遊具等の更新、改修を進め、安全で安心して利用できる公園づくりを推進しました。なお、現在、25公園31基の遊具が使用禁止となっていますが、今年度中に全て解消する見込みです。次の都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業は、西区の寺地河川敷公園及び青山公園の2公園において、トイレのバリアフリー化のための設計を行いました。次の公園トイレ感染症対策事業では、地域防災計画で避難場所と指定された公園を優先的に、南区の居宿農村公園や西蒲区の潟東北公園など、全ての区において、74公園106基の和式トイレを蓋つきの洋式トイレに更新し、快適で安全、安心な利用環境を整備しました。  次に、公園緑地等諸経費は、日本公園緑地協会など加入団体への負担金です。  次に、第2目整備費です。初めに、公園・緑地等の創出、特色ある公園等の整備では、西区のきらら西公園において、駐車場230台や園路、広場の一部などの整備を引き続き進めました。次の身近な公園等の整備では、信濃川やすらぎ堤緑地の整備のため実施設計を行ったほか、都市公園ストック再編事業として東区の新栗の木緑地の設計及び中央区の湊みどり広場、下川原公園の整備を進めました。また、地域拠点公園や街区公園といったより身近な公園の整備を行いました。  次に、拠点地区の整備、県立鳥屋野潟公園整備事業は、事業主体である県への負担金です。鳥屋野潟の築堤に合わせた潟周辺の公園整備のための用地取得や、スポーツ公園において県が行う用地の再取得などについて負担金を支出しました。令和3年度末までの供用面積は88.5ヘクタールで、事業認可の面積に対して約95%の面積を供用しています。  次に、12ページ、第3目緑化推進費です。初めに、市民協働による緑化の推進、市民との緑と花のまちづくりでは、市民と協働で緑化を推進するため、小・中学校の児童生徒らによるやすらぎ堤でのチューリップ植栽や萬代橋チューリップフェスティバル、そのほかにも公園や道路などで緑化活動を行う団体の支援を図る緑化活動推進事業を行いました。萬代橋チューリップフェスティバルについては、令和2年度から萬代橋区間への集中的な開催としたほか、新型コロナ感染症感染拡大防止として、令和3年度はオープニングセレモニーを取りやめています。  次に、水辺・緑の保全と活用です。樹林環境の保護では、保存樹の指定や公園、道路など公共施設でのアメリカシロヒトリの防除、西海岸公園やじゅんさい池公園などで松くい虫の防除対策を行いました。  次に、公園・緑地等の創出です。街並緑化の推進では、民間企業などにより町なかの萬代橋型のコンクリートプランターを管理するフラワーパートナー事業などを実施しました。これは、集中改革の取組により民間企業管理へ移行を進め、管理コストの縮減を図りました。また、緑のまちなか空間創造事業では、にいがた2kmを緑あふれ、活力あるエリアに発展させる取組の一つとして、東大通にNIIGATAロゴオブジェの設置及び植栽工事を進めました。  次に、緑化推進諸経費です。緑化審議会関係経費では、本市における保存樹の指定審議や緑化の推進について会議を開催し、緑化重点地区の指定などについて協議しました。  続いて、歳入の説明です。9ページ、初めに、第19款国庫支出金、第2項国庫補助金、第5目土木費国庫補助金、公園緑地費国庫補助金は、公園の新設や遊具等施設の更新、改修などに対する社会資本整備総合交付金です。  第8目新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、新型コロナウイルス感染症対策として公園にある和式トイレの洋式化の整備に対する地方創生臨時交付金です。  次に、第20款県支出金、第2項県補助金、第7目土木費県補助金、公園緑地費県補助金は、西海岸公園の松くい虫防除に対する県の補助金です。  次に、第24款1項1目繰越金は、令和2年度から令和3年度に繰り越した事業の一般財源分を受け入れたものです。  次に、第25款諸収入、第5項3目雑入は、公園マップ及び樹木マップにおける広告収入などです。  次に、10ページ、第26款1項市債、第6目土木債は、公園の新設や施設の更新、改修などに係る公園緑地債です。  最後に、令和3年度の成果については、長寿命化計画に基づき既存の公園施設の更新、改修を図るとともに、きらら西公園や身近な公園など新たな公園の整備を引き続き進め、本市の公園面積は0.6ヘクタール増加しました。今後も公園利用者の安全確保を図るため、公園施設長寿命化計画に基づき既存公園施設の計画的な維持管理や更新を行うとともに、新たな公園整備についても進めていきます。また、緑の少ない都心部を中心に緑化の推進に取り組み、緑豊かな空間形成を進めていけるよう努めます。 ○小山進 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆倉茂政樹 委員  歳出の最後に緑化審議会の関係経費があります。緑化審議会2回の開催費用で28万5,610円、緑化について否定的な声はほとんどないと思われますが、緑化審議会で、とりわけにいがた2kmとされている区間の緑化の課題について、どんな議論が行われたのか教えていただけますか。 ◎高島康憲 みどりの政策課長  にいがた2kmを中心とした都心エリアについては、良好な都市環境の形成に必要な緑が少ない状況です。現状ではこの緑不足の改善が都市エリアにおける課題の一つにもなっています。こうした状況の中で、当エリアを緑化重点地区と指定し、重点的に緑化の推進に配慮を加える地区とすることで、行政をはじめ、事業者、市民など、多様な主体が総合的に緑化に取り組む、そういった姿勢を明確にし、さらに緑化に対する意識を高めてもらうということを今回審議会に報告しました。 ◆倉茂政樹 委員  その議事録を見ましたが、国土交通省が監修している新編緑の基本計画ハンドブックで緑化重点地区の対象となり得る地区の例示が10種類あって、本市ではこのにいがた2kmの区間がまさに該当していることになります。この地域の中で特に萬代橋から古町十字路までの区間、柾谷小路ですが、この区間の緑化については何か検討していることはあるのでしょうか。 ◎高島康憲 みどりの政策課長  この4月1日に緑化重点地区の指定がありました。今後、そのエリアについて、道路や公園、公共施設の緑の保全または創出と併せて、建て替えビルや既存建築物、民有地においても、民間事業者の緑の創出を後押しできる本市独自の新たな緑化助成制度を創設し、行政、民間と連携しながら町の緑を生み出し、都心エリアの憩いと潤い、そしてにぎわいの創出につなげていきたいと考えています。 ◆倉茂政樹 委員  確認ですが、萬代橋から古町十字路までの緑化について、民間が何かやることになったら本市は後押しするようなことを検討しているのでしょうか。 ◎高島康憲 みどりの政策課長  そういった考えでよろしいと思います。 ○小山進 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○小山進 分科会委員長  以上でみどりの政策課の審査を終わり、土木部の審査を終わります。  次に、下水道部の審査を行います。なお、企業会計である下水道事業会計の決算については、さきの9月定例会において認定していますので、その旨御承知おき願います。  経営企画課長から一括して説明をお願いし、質疑に当たっては、内容により担当課長からも答弁をお願いします。 ◎平出真史 経営企画課長  下水道部所管の令和3年度決算、一般会計分について説明します。  令和3年度決算説明資料、2枚目の裏面、下水道部経営企画課、一般会計歳入を御覧ください。 初めに、歳入、第19款国庫支出金、第3項委託金、都市排水応急対策費委託金、国設排水機場管理委託金は、西川、鳥屋野潟、胡桃山の3つの国設排水機場の運転操作に係る国からの委託金です。  次に、第20款県支出金、第3項委託金、都市排水応急対策費委託金、県営排水機場管理委託金は、県営新津川排水機場の運転操作に係る県からの委託金です。  次に、第26款1項市債、都市排水応急対策債、都市排水応急対策事業債は、県と合併施行で拡幅改修工事を行う山二ツ排水路・山崎排水路工事負担金に係る起債です。  続いて、一般会計歳出です。次のページ、初めに、第8款土木費、第4項都市計画費、第1目都市計画総務費、下水道事業会計繰出金は、先日決算の認定をいただいた下水道事業会計への繰出金136億円余です。  次に、第6項1目都市排水応急対策費浸水対策の推進、排水路の整備は、歳入で説明した山二ツ排水路・山崎排水路工事の都市排水に係る経費に対する負担金です。  次に、都市排水施設維持管理、都市排水路の維持は、南区の白根市街地において排水路の維持管理を白根郷土地改良区に委託しているものです。次のポンプ場等の管理運営は、国設の排水機場3か所及び県営の排水機場1か所、本市が管理する5つのポンプ場、そのほか市内各所の排水ポンプ設備の運転管理に係る経費です。次の都市排水経費負担金は、市内各土地改良区が管理している農業用の排水路や排水機場などの維持管理費のうち、都市排水分を負担しているものです。  最後に、下水道部の今後の課題と取組の方向性としては、今後、下水道施設の老朽化が急速に進むため、施設の計画的な改築と効率的な施設管理により機能確保を図っていきます。また、気候変動の影響により、降雨の局地化、集中化、激甚化や都市化の進展に伴う内水氾濫の被害リスクが増しているため、引き続き浸水対策を進めていきます。そのために選択と集中の観点から経営分析を行うとともに、健全な経営に向けた下水道事業会計への適正な繰り出しを行っていきます。 ○小山進 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。                    (な  し) ○小山進 分科会委員長  以上で経営企画課の審査を終わり、下水道部の審査を終わります。  以上で本日の日程を終了し、決算特別委員会第4分科会を閉会します。(午前10:56)...