次に、第19
款国庫支出金、第1項
国庫負担金、第3目
土木費国庫負担金は、
小須戸橋の整備に係る国からの
負担分です。
次に、第2項
国庫補助金、第5目
土木費国庫補助金は、歳出で説明した事業のうち、
補助対象事業に係る歳入です。
次に、第20
款県支出金、第1項
県負担金、第5目
土木費県負担金及び第7目
政令指定都市拠点化支援交付金は、
道路事業に係る県からの
負担分などです。
次に、7ページ、第21
款財産収入、第1項
財産運用収入、第1目
財産貸付収入は、所管する土地の一部を駐車場などに貸し付けたものであり、次の第2項
財産売払収入、第2目
物品売払収入は、高井橋の旧
橋撤去に伴い発生した鋼材の売払い収入です。
次に、第24款1項1目繰越金は、令和2年度から令和3年度に繰り越した事業に係る
一般財源分です。
次に、第25
款諸収入、第5項3目雑入は、
情報公開請求に係る
コピー代です。
次に、第26款1項市債、第6目
土木債は、歳出で説明した事業に係る歳入です。
令和3年度の成果については、
交通アクセスの向上と交流、連携の促進、そして
防災機能や拠点性の向上などを目的に、主に
新潟中央環状道路や
小須戸橋などの整備を進め、
新潟中央環状道路の
浦木工区など2か所で新規供用することができました。今後も限られた予算の中で選択と集中を図りながら、
事業効果の
早期発現に努めます。
○
小山進 分科会委員長 ただいまの説明に質疑はありませんか。
◆
倉茂政樹 委員 まず、
国工事費負担金、
直轄事業負担金の中で、
万代島ルート線は幾らになるのでしょうか。
◎
小林久剛 道路計画課長 万代島ルート線は、約9億8,000万円です。
◆
倉茂政樹 委員 その財源の内訳を教えていただけますか。
◎
小林久剛 道路計画課長 起債が9億円、
一般財源が8,000万円です。
◆
倉茂政樹 委員 次に、今工事中の栗ノ
木道路と
紫竹山道路はそれぞれ幾らになるのでしょうか。
◎
小林久剛 道路計画課長 栗ノ
木道路は、おおむね4億6,600万円、
紫竹山道路はおおむね5億1,600万円です。
◆
倉茂政樹 委員 そもそもの
事業費で栗ノ
木道路が約270億円、
紫竹山道路が約210億円だったと思うのですが、令和3年度の
事業費の支出によって、それぞれ全体でどのようになったのでしょうか。
◎
小林久剛 道路計画課長 まず、栗ノ
木道路では、
用地買収や
道路改良工事を進めました。
紫竹山道路では、
用地買収と
高架橋部分の橋梁の下部工などを進めました。
◆
倉茂政樹 委員 金額の話を聞いています。
◎
小林久剛 道路計画課長 栗ノ
木道路については、おおむね4億円、
紫竹山道路にはおおむね4億3,000万円を本市が負担しています。
◆
倉茂政樹 委員 そもそもの
事業費は栗ノ
木道路が約270億円、
紫竹山道路が約210億円で、3年度分を加えたら総
事業費は幾らに積み上がったかということを聞いています。
◎
小林久剛 道路計画課長 令和3年度末までの実績として、全体
事業費が栗ノ
木道路と
紫竹山道路の合計約480億円のうち、約360億円まで執行しました。
◆
倉茂政樹 委員 360億円は、それぞれ栗ノ
木道路と
紫竹山道路で分けることはできるのですか。
◎
小林久剛 道路計画課長 栗ノ
木道路で約230億円、
紫竹山道路で約130億円という内訳です。
◆
倉茂政樹 委員 そうしますと、例えば栗ノ
木道路でいうと最初に見込んだ金額が約270億円、今まで約230億円執行したということです。残りの
事業費が約40億円となりますが、これで完成すると見ていいのでしょうか。
◎
小林久剛 道路計画課長 人件費、
資材費の高騰などもありますので、今後、国で事業の再評価を行うと聞いています。
◆
倉茂政樹 委員 残りの約40億円では無理だと理解していいですね。
◎
小林久剛 道路計画課長 それも含め国で再検討すると聞いています。
◆
倉茂政樹 委員
沼垂道路の
事業費は約430億円とされていて、
完成年度はよく分からないとのことです。本会議では2040年度の
交通量の話も出ていました。完成はそのくらいになるかもしれませんが、その頃車社会がどうなっているか不明です。仮に完成時に一定の
交通量が想定されるにしても、その後は当然減少すると考えられます。その後何十年間の供用を考えたときに無駄になる
可能性が非常に高いと思いますが、
事業主体の国はどのように考えている、あるいは言っているのでしょうか。
◎
小林久剛 道路計画課長 仮に人口が減少したとしても、
物流機能の向上や
防災機能の向上など、様々な効果が期待されていると国からは聞いています。
◆
倉茂政樹 委員 分かりました。何か変だなとは思いますが、分かりました。
次に、中央環状道路についても、同じように財源の内訳を教えていただけますか。
◎
小林久剛 道路計画課長 決算額40.5億円のうち、国費が19.3億円、起債が18.8億円、県からの
補助金が4,000万円、
一般財源が2億円という内訳です。
○
小山進 分科会委員長 ほかにありませんか。
(な し)
○
小山進 分科会委員長 以上で
道路計画課の審査を終わります。
次に、みどりの政策課の審査を行います。みどりの
政策課長から説明をお願いします。
◎高島康憲 みどりの
政策課長 みどりの政策課の令和3年度決算について説明します。
算説明資料、1ページ、当課所管分の
歳入歳出は記載のとおりです。歳入の
執行率は67.9%、歳出の
執行率は72.6%です。なお、令和3年度への繰越分を含めた歳出の
執行率は91.8%となっています。また、
不用額の主な理由は、国交付金の内示減や県への
負担金が減となったことによる執行凍結分などです。
説明の都合上、歳出から説明します。なお、金額については記載のとおりです。11ページ、初めに、第8
款土木費、第5項公園緑地費、第1目
管理費、
人件費は、旧公園水辺課及び
西部地域土木事務所公園整備係の
一般職員11人分と会計年度任用職員の1人分の
人件費です。
次に、公園緑地等の管理運営です。公園緑地
管理費では、公園の
維持管理や遊具点検委託などを行いました。公園施設適正管理推進事業では、国の交付金対象外の公園施設の改修などを行いました。次の公園施設長寿命化対策支援事業では、北区の阿賀野川ふれあい公園や江南区の亀田公園、秋葉区のさつき野第1公園など、全ての区において、242公園で294基の遊具等の更新、改修を進め、安全で安心して利用できる公園づくりを推進しました。なお、現在、25公園31基の遊具が使用禁止となっていますが、今年度中に全て解消する見込みです。次の都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業は、西区の寺地河川敷公園及び青山公園の2公園において、トイレのバリアフリー化のための設計を行いました。次の公園トイレ感染症
対策事業では、地域防災計画で
避難場所と指定された公園を優先的に、南区の居宿農村公園や西蒲区の潟東北公園など、全ての区において、74公園106基の和式トイレを蓋つきの洋式トイレに更新し、快適で安全、安心な
利用環境を整備しました。
次に、公園緑地等諸経費は、日本公園緑地協会など
加入団体への
負担金です。
次に、第2目整備費です。初めに、公園・緑地等の創出、特色ある公園等の整備では、西区のきらら西公園において、駐車場230台や園路、広場の一部などの整備を引き続き進めました。次の身近な公園等の整備では、信濃川やすらぎ堤緑地の整備のため実施設計を行ったほか、都市公園ストック再編事業として東区の新栗の木緑地の設計及び中央区の湊みどり広場、下川原公園の整備を進めました。また、地域拠点公園や街区公園といったより身近な公園の整備を行いました。
次に、拠点地区の整備、県立鳥屋野潟公園整備事業は、
事業主体である県への
負担金です。鳥屋野潟の築堤に合わせた潟周辺の公園整備のための
用地取得や、スポーツ公園において県が行う用地の再取得などについて
負担金を支出しました。令和3年度末までの供用面積は88.5ヘクタールで、事業認可の面積に対して約95%の面積を供用しています。
次に、12ページ、第3目緑化推進費です。初めに、市民協働による緑化の推進、市民との緑と花のまちづくりでは、市民と協働で緑化を推進するため、小・中学校の児童生徒らによるやすらぎ堤でのチューリップ植栽や萬代橋チューリップフェスティバル、そのほかにも公園や道路などで緑化活動を行う団体の支援を図る緑化活動推進事業を行いました。萬代橋チューリップフェスティバルについては、令和2年度から萬代橋区間への集中的な開催としたほか、新型コロナ感染症感染拡大防止として、令和3年度はオープニングセレモニーを取りやめています。
次に、水辺・緑の保全と活用です。樹林環境の保護では、保存樹の指定や公園、道路など公共施設でのアメリカシロヒトリの防除、西海岸公園やじゅんさい池公園などで松くい虫の防除対策を行いました。
次に、公園・緑地等の創出です。街並緑化の推進では、民間企業などにより町なかの萬代橋型のコンクリートプランターを管理するフラワーパートナー事業などを実施しました。これは、集中改革の取組により民間企業管理へ移行を進め、管理コストの縮減を図りました。また、緑のまちなか空間創造事業では、にいがた2kmを緑あふれ、活力あるエリアに発展させる取組の一つとして、東大通にNIIGATAロゴオブジェの設置及び植栽工事を進めました。
次に、緑化推進諸経費です。緑化審議会関係経費では、本市における保存樹の指定審議や緑化の推進について会議を開催し、緑化重点地区の指定などについて協議しました。
続いて、歳入の説明です。9ページ、初めに、第19
款国庫支出金、第2項
国庫補助金、第5目
土木費国庫補助金、公園緑地費
国庫補助金は、公園の新設や遊具等施設の更新、改修などに対する社会資本整備総合交付金です。
第8目新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、新型コロナウイルス感染症対策として公園にある和式トイレの洋式化の整備に対する地方創生臨時交付金です。
次に、第20
款県支出金、第2項県
補助金、第7目土木費県
補助金、公園緑地費県
補助金は、西海岸公園の松くい虫防除に対する県の
補助金です。
次に、第24款1項1目繰越金は、令和2年度から令和3年度に繰り越した事業の
一般財源分を受け入れたものです。
次に、第25
款諸収入、第5項3目雑入は、公園マップ及び樹木マップにおける広告収入などです。
次に、10ページ、第26款1項市債、第6目
土木債は、公園の新設や施設の更新、改修などに係る公園緑地債です。
最後に、令和3年度の成果については、長寿命化計画に基づき既存の公園施設の更新、改修を図るとともに、きらら西公園や身近な公園など新たな公園の整備を引き続き進め、本市の公園面積は0.6ヘクタール増加しました。今後も公園利用者の安全確保を図るため、公園施設長寿命化計画に基づき既存公園施設の計画的な
維持管理や更新を行うとともに、新たな公園整備についても進めていきます。また、緑の少ない都心部を中心に緑化の推進に取り組み、緑豊かな空間形成を進めていけるよう努めます。
○
小山進 分科会委員長 ただいまの説明に質疑はありませんか。
◆
倉茂政樹 委員 歳出の最後に緑化審議会の関係経費があります。緑化審議会2回の開催費用で28万5,610円、緑化について否定的な声はほとんどないと思われますが、緑化審議会で、とりわけにいがた2kmとされている区間の緑化の課題について、どんな議論が行われたのか教えていただけますか。
◎高島康憲 みどりの
政策課長 にいがた2kmを中心とした都心エリアについては、良好な都市環境の形成に必要な緑が少ない状況です。現状ではこの緑不足の改善が都市エリアにおける課題の一つにもなっています。こうした状況の中で、当エリアを緑化重点地区と指定し、重点的に緑化の推進に配慮を加える地区とすることで、行政をはじめ、事業者、市民など、多様な主体が総合的に緑化に取り組む、そういった姿勢を明確にし、さらに緑化に対する意識を高めてもらうということを今回審議会に報告しました。
◆
倉茂政樹 委員 その議事録を見ましたが、国土交通省が監修している新編緑の基本計画ハンドブックで緑化重点地区の対象となり得る地区の例示が10種類あって、本市ではこのにいがた2kmの区間がまさに該当していることになります。この地域の中で特に萬代橋から古町十字路までの区間、柾谷小路ですが、この区間の緑化については何か検討していることはあるのでしょうか。
◎高島康憲 みどりの
政策課長 この4月1日に緑化重点地区の指定がありました。今後、そのエリアについて、道路や公園、公共施設の緑の保全または創出と併せて、建て替えビルや既存建築物、民有地においても、民間事業者の緑の創出を後押しできる本市独自の新たな緑化助成制度を創設し、行政、民間と連携しながら町の緑を生み出し、都心エリアの憩いと潤い、そしてにぎわいの創出につなげていきたいと考えています。
◆
倉茂政樹 委員 確認ですが、萬代橋から古町十字路までの緑化について、民間が何かやることになったら本市は後押しするようなことを検討しているのでしょうか。
◎高島康憲 みどりの
政策課長 そういった考えでよろしいと思います。
○
小山進 分科会委員長 ほかにありませんか。
(な し)
○
小山進 分科会委員長 以上でみどりの政策課の審査を終わり、
土木部の審査を終わります。
次に、
下水道部の審査を行います。なお、企業会計である下水道事業会計の決算については、さきの9月定例会において認定していますので、その旨御承知おき願います。
経営企画課長から一括して説明をお願いし、質疑に当たっては、内容により担当課長からも答弁をお願いします。
◎平出真史
経営企画課長 下水道部所管の令和3年度決算、一般会計分について説明します。
令和3年度
決算説明資料、2枚目の裏面、
下水道部経営企画課、一般会計歳入を御覧ください。
初めに、歳入、第19
款国庫支出金、第3項委託金、
都市排水応急対策費委託金、国設排水機場管理委託金は、西川、鳥屋野潟、胡桃山の3つの国設排水機場の運転操作に係る国からの委託金です。
次に、第20
款県支出金、第3項委託金、
都市排水応急対策費委託金、県営排水機場管理委託金は、県営新津川排水機場の運転操作に係る県からの委託金です。
次に、第26款1項市債、都市排水応急対策債、都市排水応急
対策事業債は、県と合併施行で拡幅
改修工事を行う山二ツ排水路・山崎排水路工事
負担金に係る起債です。
続いて、一般会計歳出です。次のページ、初めに、第8
款土木費、第4項
都市計画費、第1目
都市計画総務費、下水道事業会計繰出金は、先日決算の認定をいただいた下水道事業会計への繰出金136億円余です。
次に、第6項1目
都市排水応急対策費、
浸水対策の推進、排水路の整備は、歳入で説明した山二ツ排水路・山崎排水路工事の都市排水に係る経費に対する
負担金です。
次に、
都市排水施設の
維持管理、都市排水路の維持は、南区の白根市街地において排水路の
維持管理を白根郷土地改良区に委託しているものです。次のポンプ場等の管理運営は、国設の排水機場3か所及び県営の排水機場1か所、本市が管理する5つのポンプ場、そのほか市内各所の排水ポンプ設備の運転管理に係る経費です。次の都市排水経費
負担金は、市内各土地改良区が管理している農業用の排水路や排水機場などの
維持管理費のうち、都市排水分を負担しているものです。
最後に、
下水道部の今後の課題と取組の方向性としては、今後、下水道施設の老朽化が急速に進むため、施設の計画的な改築と効率的な施設管理により機能確保を図っていきます。また、気候変動の影響により、降雨の局地化、集中化、激甚化や都市化の進展に伴う内水氾濫の被害リスクが増しているため、引き続き
浸水対策を進めていきます。そのために選択と集中の観点から経営分析を行うとともに、健全な経営に向けた下水道事業会計への適正な繰り出しを行っていきます。
○
小山進 分科会委員長 ただいまの説明に質疑はありませんか。
(な し)
○
小山進 分科会委員長 以上で
経営企画課の審査を終わり、
下水道部の審査を終わります。
以上で本日の日程を終了し、
決算特別委員会第4
分科会を閉会します。(午前10:56)...